YKJワンマンライブ@西川口Hearts 2013.11.29

Live Report

11月29日は、YKJワンマンライブ「僕らの歩いた10年」を観に行ってきました。

10年、と言っても、結成10周年とも、活動10周年とも違うのです。
“Gt.&Vo.ヤスジとDrs.シュウゴが、YKJとして一緒にステージに立ってから10年”

いろんな紆余曲折で、アニバーサリーをはっきり区切るのがやや難しいこのバンドが、
その年を基準に10周年としたことが、とても意味のあることに思えたライブでした。

定刻を少し過ぎたところで、暗転。
ライブがスタートしました。
オープニングは、アコースティックライブ。

登場したYKJは、スーツ姿!
そういえば、今回のライブのための告知映像では、彼らのスーツ姿を映していたっけ。 

2人それぞれポジションにつき、ヤスジくんから第一声。
…が、いきなりシドロモドロ(笑)。
「すみません、この人日本語苦手なんですー」なんてシュウゴくんが茶化しつつも、
ご挨拶とオープニングライブの趣旨説明。

今回のオープニングのアコースティックライブに向けて、事前にリクエストが募集されていました。
本編ではなくオープニングで、バンドではなくアコースティックで聴きたい曲、と考えると、
結構難しかったりもしたのですが、さてその結果は。

映えある第1位は、「小さなアクマ」。
…ただし、得票数4票(笑)。
票がばらけにばらけて、3位に至っては30曲位あるんだとか。

何はともあれ、彼らが初めて出したシングル「小さなアクマ」が1曲目となりました。

2曲目は、ハタチのときに書いて、25歳で歌詞を書き直した「ベ・テ・ラ・ン」。
この日は「ベ・テ・ラ・ン」「ベ・テ・ラ・ン2」のメドレーバージョン。
来年はまた続編が出るのでしょうか?
♪三十路にもなると〜♪って歌ってくれるのでしょうか?
ちょっと期待しています(笑)。

オープニングライブ最後の曲は、CD未収録の曲。
リクエストに、「親子で好きな曲です」とメッセージがあったそうです。
「いろんな人に受け止めて欲しいから、こういうのは嬉しい」と2人。
そんな3曲目は「ひとりじゃない」でした。

スーツ姿に相応しく、うやうやしくお辞儀をし、2人が一旦ステージを去ると
オープニングムービーがスタート。

まずは新グッズのCM。
そして、New Mini Album『1.5』のレコーディング風景。
サポートミュージシャンのヤノアツシ氏(Ba.)、吹野クワガタ氏(Pf.)の姿も。
合間合間に挟み込まれる“クワガタカメラ”に笑いが起きつつ、スクリーンが上がるといよいよ本編へ。

ステージ上にはYKJの2人。

♪点が線になろうとして〜♪

…と、CDではアウトロのバックで聞こえているコーラスからの、「点と線」。
『ACO/STICK I』を出してから、
通常ブッキングのライブの、30分ステージでは大抵ラストになっていた曲。
新しいCDを出すことで、これまでの最新作が旧作になり、
最新作の収録曲として、全面押しで歌っていた曲が、そのポジションから外れてしまう。
それをヤスジくんが寂しがっていたのを思い出しました。
1曲目から、なるほどなと思う選曲。

次は同じく『ACO/STICK I』収録の「G3」で、一気にテンションアップ!
♪GO GO GO〜!と、拳を振り上げる。

続いてはごく最近の新しい曲「何回も何回も」。
Cメロの、 ♪女神が舞い降りますように〜♪ を何度も繰り返していると、
サポートベース、ヤノアツシ氏登場。…ヤノくんは、女神様だったのね(笑)。

とっても人気者のヤノくん。「あっちゃーん♡」なんて黄色い歓声が上がる。
メインのYKJ2人が「えっ、俺らは?」と言いたげな表情を見せるほどw

そして次のイントロでまた歓声。
ベースinで「I don’t know」
早速きたぁぁぁーーーっ!!!
ヤノベースが大活躍する曲。めちゃくちゃカッコいい!

それにしても次から次へとテンション上げられっぱなし。
まるで初めから、立て続けにメインディッシュを出されているような。

お次はサポートピアノ、吹野クワガタ氏の登場。
ヤスジくんが「吹野クワガター!」とコールすると、クワガタポーズ(?)でご登場w。
吹野氏=通称フッキーは、数年前まではよくYKJのサポートもしていたけれど、最近はご無沙汰でした。
フッキーのピアノを聞くのは数年ぶり。

「僕の大空」、そして久しぶりにフルバンドでの「Priceless life」。
バンドアレンジの「Priceless life」は、Cメロから大サビへの流れが凄く好き。
壮大な世界に包まれます。

フッキーが好きだという「I’m you」は、ドラム、ピアノ、メインボーカルのみの編成で。
ヤスジくんはギターを置いて歌います。
歌い上げるバラードだから、これでもかとばかり、高い歌唱力を発揮。
ホントこの人の喉はスゴイなぁ…。

改めてステージ上にはYKJだけになったところで、
2人の間にもう1組、イスやマイクや譜面台が用意される。

ここでゲストの登場。工藤慎太郎さんです。
工藤さんもまた、川口駅前で路上ライブをずっと続けてきたミュージシャン。YKJの先輩です。
工藤さんから、サプライズで10周年祝いのプレゼント進呈があったり(中身はミカン)、楽しいトークもありました。
結構お茶目な人なんですねw。

曲はYKJの「Sympathy」、工藤さんの「message」をセッション。
こういった形で聴くのは新鮮で、そしてすごく合っているなと思いました。

ゲストコーナーの終わりには、
「一緒に川口を全国に知らしめたいよね」
「ゆるキャラに負けてられないですよね」
なんて言葉を交わしていました。
期待していますよー。きゅぽ○んに負けるな!(笑)

ゲストの工藤さんが改めて紹介されて、ゲストコーナーが終わり、
さらに続けて、「YKJでしたー!」とYKJまではけてしまって、えっ?
…と思ったら。

「こんな熱気の中、聞いてくれてたんだ」とシュウゴくんの声。
サイドステージから再登場しました。

「川口駅をご利用のみなさん、こんばんは。川口市出身の2ピースバンド、YKJです!」
と、いつもの路上ライブの口上を述べるヤスジくん。

サイドステージには路上ライブでお馴染みの、電池式のスピーカーやミニドラムや看板が揃ってる。
ここは川口駅前、という設定で、路上ライブが始まりました。
ライブハウスの中にいるんだけど路上ライブ。ちょっと不思議な感じ。

路上ライブ1曲目は、「エンドロール」。
今年の定期路上ライブではあまり聴かなかった気がするけど、
以前から路上ライブでは1曲目になることの多い曲。

「今日は人がいっぱいだなー」とか、あくまでも川口駅前のつもりの台詞が面白い。
実際の路上ライブでもこれだけ集まったら嬉しいな。人、通れなくなっちゃうかな。

毎週水曜、土曜の路上ライブの告知をして、路上コーナー最後の曲。
「ただ、それだけ」
みんなで笑顔で手拍子をして聴きました。失恋の曲をね(笑)。

サイドステージから2人がいなくなると、再びスクリーンに映像が流れました。
映像の最後に発表されたのは、

YKJ 10th ANNIVERSARY Live
~太陽と月~
ワンマンライブ&主催ライブ
2014年3月30日(日)西川口Hearts

次のワンマンが‼︎
来年の3月は、1枚目のシングル「小さなアクマ」を出してから10年。
これも大事なアニバーサリーですね。

スクリーンが上がり、後半戦1曲目は「Beginning」。
フルバンドの懐かしいアレンジ。

次も懐かしくてたまらないイントロが。
「素直のチカラ」だ!
私も私の周辺もめっちゃ歓喜しまして、テンションガン上がりしまして、
Bメロ頭で跳ねる!
♪好きーだ!♪って叫ぶ!
♪ヒューマンパワー!♪も叫ぶ!
3ピースだった頃を思い出す、あの頃を象徴する曲のような気がします。
あの頃のまんまの、若々しいアレンジに照れたのか、
「昔のダサいアレンジでやってみました」なんてヤスジくんは言っていたけど。

一旦2人になって「愛の言葉」、そして改めてサポートの2人が加わって、「約束」。

この日のような特別なライブで「約束」を聴くといつも思うのは、
この歌詞、そのままYKJだな、ということ。
これだけ覚悟をして、これだけの姿勢でもって、命をかけて歌っているんだな、ということ。

♪終わりなき道歩くことに 意味などないと語りかける
 街の言葉に飲まれないよう グッと我慢をして♪

…どれだけのことを乗り越えてきたんだろうな、と思う部分。
バンドバージョンの厚く(熱く)力強いコーラスが好きです。

次は「もっともっと」。

そういえば。
今日はフッキーいるじゃん、と、イントロからニヤリとしてしまいましたw。
2番サビでは指でアンテナ伸ばしたりしながら、“その時”を待ってソワソワしていましたw。

そして、コール&レスポンスへ。
まずはシュウゴくん。
のっけから間違えてヤスジくんにツッコまれつつ、♪もっと〜♪♪いつも〜♪と3回。
続いてヤノくん。
キーが高くて若干苦しそうになりながらも無事、♪もっと〜♪♪いつも〜♪と3回。
さてお次はフッキー。と思ったらシュウゴくんが
「お待たせしました、本日のメインイベントです。
なぜメインイベントなのかわからない方は物販で『Lovingness』のDVDを買って見てくださいw」
などとのたまう(笑)。

というわけで詳しい説明は省くとして、おまちかねのフッキー。
♪もっと〜♪♪いつも〜♪
「さすが、慣れてるね」なんてヤスジくんに言われながら。
♪もっと〜♪♪いつも〜♪
「それでは皆さんご唱和ください」なんてシュウゴくんw。
ということで、最後は ♪もっと〜♪♪みつも〜!♪ の大合唱になったのでした(笑)。

次は新しいミニアルバムから、「最愛」。
こう呼べる人は過去にも未来にもたったひとりなのではないか、という発想から作った曲だそう。

そして本編ラストは同じくミニアルバムから「僕時代」。
予告映像で一部流れてはいたけれど、全体は本邦初公開。
イントロのコーラスからすでにカッコイイ。
手拍子をしながら聴く。
現実を忘れてライブに没頭していたけれど、この曲を聴いている間は、
現実と自分が、きちんと繋がっていた気がします。
日々の仕事での迷いとか、日常のちょっとした不安とか、
そういうものに立ち向えるチカラが、体の底から湧いてきている気がしました。
YKJの歌は、前に進む力をくれる。
この曲もその1つとなりました。

アンコールは、1曲目に「宝物」。
やるの忘れてた、なんて言っていたけどもちろん冗談で、
節目のライブでいつも大切にしてる曲ですね。

そして「ロマンチック」。
2番が終わったあとの、♪ラララララ〜♪は皆で。
ちょっと難しいメロディだけど、がんばるw。
「そのまま。俺らでハモるから」
観客とYKJで、ハモっちゃいました。

4人全員、繋いだ手を挙げ、お辞儀し、アンコールが終了。
それでもまだ終わって欲しくない。

そして、ダブルアンコールへ。

ステージに戻って来たYKJ。
「時間、大丈夫?」とヤスジくん。
スタンバイする2人。

シュウゴくんがマイクに向かい、口を開く。
溢れそうなものを抑えるように、一語一語、ゆっくり語るその言葉は、
昔からのファンと、最近ファンになってくれた人たちへの言葉。そして。

「先日も、10年、よく続いてるよね、って話になったんですが。
僕はヤスジの書いてきた曲に、いちばん初めに厳しいジャッジを下す立場で、
そのジャッジをくぐり抜けた曲たちが、今回のCDにも収められているわけですが…
その僕が誰よりも、YKJの、ヤスジのファンだからです」

最後の最後、曲は「太陽が待ってる」。

以前、シュウゴくんがサポートしていたバンドの、カメラマンさんとお話をする機会があったのですが、
そのとき聞いた言葉を、私は思い出していました。
「シュウゴは、サポートのときはお兄さんぽいけど、YKJのときは、ヤスジに対する憧れがあるよね」

彼らのキャラクターは、ちょっと天然のヤスジくんとリーダーシップのシュウゴくん、てイメージだけど。
この日だって、「この人日本語苦手なんですー」なんて茶化したりもしてるけど。
遠征ライブの車移動のときには「ヤスジがイビキかいて寝てる」なんてTwitterでボヤいたりもしてるけど(笑)。

そんなのとは全く違う次元にある、もっと大きく強いリスペクト。そして信頼。

…そんなことを考えていたら、次の瞬間、ヤスジくんがサビの歌詞を飛ばしていて、ちょっと苦笑いw
2人の顔を見たら、2人ともとても良い笑顔で歌っていました。

♪僕は君の肩を叩くぞ 大丈夫きっと太陽が待ってる♪

何があっても、きっと大丈夫な2人だと思いました。

最後にステージ上で、「これからもよろしく!」と、握手を交わす2人。
見ることができて、最高に良かったと思う場面でした。

10周年、本当におめでとう。これからも応援しています。


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