YKJ TOUR 2021 〜ラブソングは世界を救う〜 リターンCD全曲レビュー

歌語り

昨年行われた、YKJ TOUR 2021 〜ラブソングは世界を救う〜
その応援チケットのリターン品のCDが4枚、合わせて11曲という、フルアルバムに匹敵する曲数で、ただ聴くだけだと何かもったいない気がして、届いてから少し時間が経ってしまったけれど、僭越ながら感想を全曲分書いてみました。

新潟ネフ編 おまけCD

優しい歌声とシンプルな演奏に、自分の歩いてきた道を、静かに振り返ってみたくなるような、じんわり心に沁みる名曲。
個人的には、路上ライブで1度くらい聴いたことがある気がするけど、しっかり聞けたのは最近の配信ライブが初めて。
かなり初期からある曲のようだけど、哲学青年ヤスジによる詞は内省的で深く、そして静かながら力強く前向きで、大学生くらいの年齢でこれを書いたのか…と驚く。
「後悔なし反省あり」のフレーズに毎度唸ってしまう。

ネフのうた

海辺のカフェのテーマソングなだけあって、ゆったり爽やかでお洒落な曲。
AメロBメロのリムショット、心地よくて好き。
主メロディのヤスジくんと、カウンターメロディのシュウゴくん、ふたりの歌声がしっかり楽しめるサビも良い。

僕の大空

2011年にリリースされたアルバム「FIRST」収録曲。
当時のライブではセットリストのレギュラーで、その後も地域イベント等で登場頻度の高い曲。
アルバムでは電子楽器多めのフルバンドアレンジだったけど、聴き慣れたACO/STICKアレンジの「僕の大空」が今回ついに音源化されたわけですね。
ラスサビ前のBメロで抑える感じになってからのクライマックスがグッと来る。

大阪Velvet Virgo編 おまけCD

チョコレート

ハイトーンボイスが冴え渡る、お洒落な感じの可愛い曲。
サビ直前の、「♪フゥッ」が小粋で楽しい。
ラスサビで、「♪キャラメルをもっと、キャンディーをもっと、チョコレートをもっと〜」と、お菓子の名前を並べ上げているところへ、「♪スイーツをもっと」と急に括りが大きくなったと思ったら、「スイーツ!?」とコーラスでツッコミが入るのも面白い。
遊び心も感じるスイートな1曲。

ハートに届いたら

待ってましたー!
やったぜ音源化!!
問答無用でテンションが上がるんですよ。
イントロからもうワクワクMAXなんですよ。
エレキギターあり、クロちゃん(=タンクボール from キャラメルパンチ)のベースあり、そしてほぼ当時の、ザ・バンドYKJなアレンジが嬉しい。
この曲、確かYKJが2人体制になった直後くらいから披露されてた気がする。
かつてはバレンタイン or ホワイトデーシーズン限定でこの曲のライブ音源がYouTubeで公開されたりとか、その時期のライブのセトリに入ったりとか、ライブで曲中にお菓子をばらまいたりとか、色々やってたよね。
そういう事もあって、なおさら特別感の強い曲になってる。
あと、個人的に印象に残っているのは、いつだったかの駅前路上ライブで、オーディエンスの中に居た、ヘルパーさん連れのおばあさんが、この曲で思いっきりノリノリになっていたこと!にっこにこで、可愛かったなぁ。
大好きなキラキラポップチューン。

aroma

軽やかで可愛くて、小洒落たウキウキラブストーリーな曲(結末は…涙、なんだけれども)。
イントロの「ランラン♪」から可愛い。
割と昔からある曲みたいだけど、これも個人的に初めて聴いたのは割と最近で、一昨年はじめのソロライブとかだったんじゃないかな。
サビは語数?音数?の多いメロディーが小気味よくて気持ちがいい。
歌詞の主人公は、ちょっと頭でっかちめの理屈屋なのかな?
青さゆえの可愛らしさみたいな、そういう人物像が見えて、親近感や物語性をより感じたり。
「基本の公式を一緒に反復しよう」というフレーズに、なんだか“らしさ”を感じてにんまりしてしまったりする。

埼玉ペスカーラ編 おまけCD

蕨のうた

2017年、蕨ケーブルビジョンWINKのレギュラー番組「Voice」の番組内で制作され、機まつりや宿場まつりなど、蕨市のイベントで披露されてきたご当地ソング。
「自転車」蕨Ver.に続く第2段曲。
色んなイベントが復活したら、またこの歌で蕨のまちと、沢山タッグを組んでほしいです。

ペスカーラのうた

YKJが何度かライブ会場にもしている、蕨のイタリア食堂「ペスカーラ」のテーマソング。
以前、ヤスジソロライブの特典としてデモCDにはなっていたけど、今回改めてYKJとして音源化。
ソロ音源と聴き比べているからというわけではないと思うけど、ドラムが力強く存在感を示していて、YKJらしい色を強めた気がする。
さらに、店舗が当時の場所から移転したため、歌詞もちょっと変更されていたりする。

自転車~蕨Ver.~

2016年に「自転車」通常バージョンが発表されたのと同時期に、機まつりや宿場まつりで披露されていた、ご当地歌詞バージョン。
「お、はじまったぞ♪」って気分になるのは、通常バージョンが冠番組「Voice」テーマソングだからかな。
この曲のイントロでハーモニカが入るのは、配信ライブで定番化した感じ。
具体的な名称がたくさん出てくるご当地ソングって、楽しくて、近くのエリアに住んでいる自分としては嬉しい。
蕨高出身者が身近にいるけど、聞かせたらきっと思い浮かべる情景があるんだろうな。
またお祭りでのライブが観たい。

ツアーテーマソングCD

ラブソングは世界を救う

冒頭から感動で鳥肌が立った…!
イントロなし楽器なし、アカペラで力強く始まるふたりの歌声。
そしてバックに重なるコーラスと手拍子。
これがもう本当にハートフルでピースフル。
人の「声」の集合って、こんなに温かさを感じるものなんだな。
歌詞のテーマにもしっかり通じてますね。
力強く目の前が開けるような、希望も感じる。
大勢で安心して大声を出せるようになったら、ライブで思い切り「♪La-la-la-la-」って歌いたい。

支援チケットのプランに、この曲のコーラス参加権というものがあり、私も参加したわけですが。
参加者がそれぞれ録音した音声データを集めたものが、こんな素敵な形になるとは…。
本当に良い企画に参加させていただきました。

なんだったっけ

このご時世だからこその、祈りのような曲。
ACO/STICKだけで重厚感を感じさせるサウンドが、非常に格好良い。
歌詞のテーマも重くて深くて。
大切な場所が厳しい状況に置かれて、やりきれない思いや残念な気持ちをいくつも味わっても。
それでも、変わるも変わらないも、忘れるも忘れないも、全ては自分次第だと思っていたいと、私は思うのです。
全ては、また会える日のために。
また会いたい人たちのために。



こんな沢山のレコーディング音源、特典だけでいいの??もったいない…と思っていたら、3月・4月のフリーライブで、テーマソングCDの「ラブソングは世界を救う / なんだったっけ」は、手売り販売開始されてました。
良かった!
まだ聴いたことのない人も、どこかの機会で手にとってみてほしいなと思います。とっても。

総括

良い音源作品を聴くとね、思うんですよ。
生のライブでたくさん聴きたい!!