待ちに待ったアンダーグラフ有観客ライブ。
配信ライブや、オンラインコミュニティ、イベントの出演などはあったけれど、正真正銘ワンマンライブの有観客は実に2年半ぶり。
ついに来たねぇ…。
場所は羽田空港のLDH Kitchen。
ロケーションが最高で、窓から飛行機の滑走路が見えるのですよ。
陽も傾いてきていて益々良い感じ。

メニューには、メンバーの名前のついたオリジナルカクテルや、アンダーグラフプレートといった、この日限定メニューも有り。
「なおちゃんのだけノンアルコールなんだ、アイス付いてる!」
「えっと、『Matohara』…さんの、オリジナルカクテルください」
「アンダーグラフプレートのバーガーに刺さってる旗可愛い!」
そんなひとつひとつに、私達来場客はワクワクとテンションを更に高めていた。

時間になり、メンバー登場。
流れたSEはピート・シーガーの「Where Have All the Flowers Gone」(邦題:「花はどこへ行った」※Wikipedia)。
テーマ性の強いこのライブに於いて、SEの選曲もそこを意識したと後で真戸原さんが語ってくれた。
LDH Kitchenはアコースティックな音楽向けの会場。
なのでステージにあるリズム楽器はカホンセット…なのだけれど、ステージ奥にはドラムセットもあり、谷口さんはまずそちらにスタンバイ。
ミニドラムセットで、バスドラは、普通は前面を向いているところ、こちらは床と平行になっていて、打面は底、マイクも底に向けられていて、天面にはミュートのためかカバーのようなものが乗ってる。
…こういう形状のセットもあるんだなぁ…と、まじまじと観察する私w
スティックもロッド(細い棒を束ねた形状のドラムスティック)で音量抑えめ仕様、なるほどこれならこの会場でもドラムサウンドを楽しめるね!カホンの音も好きだけれども!
1曲目はアルバムからいち早くMVも公開された「勇気ある撤退を」。
今の御時世に向けたメッセージの強い曲。
生のバンドの音が体に響く!これ!この感覚!待ってた!ああ格好良い!!
機材トラブルなんかはチラホラあったみたいだけど、客席を見るメンバーの目がとても嬉しそうで楽しそうで、そんな様子を見たらこちらもますます楽しくなる。
今作、そして、有観客ライブが出来ない間にリリースされた前作からの選曲が続く。
「風がきこえる」の優しいメロディと優しい歌声に胸の奥がキュッとなる。
「サンザシ」からは、“今この時勢”に向けられた曲達をMC無しで連続で。
強い説得力を感じながら、深く聴き入る。
「祈り」は、聴きながら、先日ふと目にした知らない方のSNS投稿を思い出していた。
買い物中に偶然この曲が流れているのを聞き、亡くなった家族からのメッセージと感じ号泣したというもの。
孤独な心に寄り添ってくれる。
心のままに泣かせてくれる。
気がついたら私も涙腺が緩んでいた。
涙で心を浄化させた後、ロックでガンガンに発散させてくれる、必殺構成はこの日も健在。
ロック来たー!!
「みんな激しいのが好き」とは真戸原さん、さすが分かってらっしゃる。
サポートギターのサトシさんはほぼ立って、片足を椅子に乗っけたりしてる。
いつもだったら終始飛び跳ねてる、大好きな「衣食住と君だけ」。
流石に着座のレストランライブなので、座ったまま目いっぱいの手拍子でノッていたけど、ステージ上から煽られたら、なんだかそれじゃ足りなくなって、腕振りに変えた。
「とてもつらい状況になった時…みんながそうなることは望まないけど、もしそうなってしまった時に、お守りのようにしてほしい曲」という趣旨のMCを真戸原さんが話した後、本編ラストは「暗順応」。
暗順応とは、暗闇で何も見えなかった状態から徐々に目が慣れて見えてくること。
歌が “お守り” になるって、とても良いな。
人を救う音楽って、こうやって、つらさ悲しさを受け止め寄り添ってくれる歌なんだと思う。
アンコールは「風を呼べ」。
イントロのギターでの、真戸原さんとサトシさんのわちゃわちゃにほっこりしたり、メンバー紹介の中原さんソロパートで笑いがあったり、とにかく楽しい。
そして最後は、「人」。
通常みたいに合唱することは避けたけど、ラスサビではステージ上の5人全員の歌声が重なっていて、それがとても暖かく聞こえた。
大変なこと、辛いことから、心を守ってくれる「音楽の盾」。
そんな盾となる音楽で構成されたライブは、とても心が元気になるものでした。
セットリスト
- 勇気ある撤退を
- インサイドベット
- 砦
- 矛と盾
- 風がきこえる
- サンザシ
- 今、僕ら平和な空を見ている
- ユビサキから世界を
- 地球船
- 祈り
- 白い雨
- 幸福連鎖
- 衣食住と君だけ
- 暗順応
- アンコール
- 風を呼べ
- 人



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